歯ぎしりは、歯や顎の関節を悪くする悪いものと長らく考えられてきました。
確かに、歯ぎしりをするときにかかる力が歯や顎にかかりますので、ダメージになることもあります。
ただ、歯ぎしりの原理はわからないことも多いのですが、歯ぎしりをすることでストレス解消となっていることがわかってきています。歯ぎしりをすることで社会生活で本能的に我慢して知らず知らずに貯めているストレスを解消する作用があるということです。
歯ぎしりをすることで、体が健康に保たれるため、歯ぎしりをすることは良いことだと考えるようになりつつあります。
歯ぎしりの効用はいろいろあるようですので、別のページにまとめさせていただこうと思います。今回は、歯ぎしりをしたときに歯や顎にダメージを与えにくい噛み合わせのご説明をさせていただきます。
歯ぎしりをすることは、良いことと言いながら、歯ぎしりをすることで歯や顎の関節が悪くなってしまう場合もあります。
古くから知られていることですが、歯ぎしりをしたときに奥歯が接触する噛み合わせが歯にダメージを与えてしまうことがわかっています。
奥歯を揺らすような強い力がかかると、奥歯が折れたり、奥歯の歯周病が進行して歯が揺れてきたりします。
そのため、歯ぎしりしたときに奥歯が接触しているような噛み合わせの方の歯ぎしりは非常に悪い歯ぎしりだと言えます。
それに対して、歯ぎしりしたときに犬歯を中心に接触して奥歯が当たらない噛み合わせをいている方は、食いしばる力自体が弱くなりますので、歯や顎の関節に負担がかからなくなります。
こういった、犬歯を中心に歯ぎしりが行われる噛み合わせの場合の歯ぎしりは良い歯ぎしりが行われていると判断しております。
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骨が膨らんできた・・という場合は歯ぎしりが疑われます!
歯軋りや食いしばりの強い方は、上顎の骨の中央に骨の膨らみができる事があります。これを口蓋隆起と呼んでいます。
自覚がない場合が多いのですが、舌で上顎の骨の真ん中を触ってみて膨らんでいるようでしたら、口蓋隆起があるかもしれません。
口蓋隆起自体は問題ないのですが、入れ歯が合わない方など、場合によっては外科的に切り取る必要があります。
今回は、口蓋隆起のご説明をいたします。
顎の中央に細長い膨らみがあるのがわかるでしょうか?
このふくらみの皮膚の下は骨の塊があります。食いしばりなどが原因で顎の骨が増殖してしまっています。
多くの場合は、左右の奥歯の真ん中くらいの位置に膨らみができます。
ブラキシズムって聞いたことありますか?
ブラキシズムとは簡単に言うと歯ぎしりのことですが、よくこの言葉が誤解されて、歯ぎしりだったらギリギリとあごを動かすことだけのことかと思われてしまします。
そのため、歯ぎしりしていると言われたことがないという方は、ブラキシズムの問題がないとお考えになってしまうことがあります。
しかし、ブラキシズムで一番の問題は食いしばりです。クレンチングとも言っておりますが、グーと噛みしめてしまうため、歯やあごにかかる負担が大きくなります。
睡眠時に歯のこすれる音がしなくても、食いしばっている場合もありますので、歯がすぐ壊れたり、差し歯が外れたりする場合はブラキシズムを疑ったほうが良いかもしれません。
歯ぎしりは歯に負担をかけます。
歯が揺れてしまっている場合、歯に問題が起こったことは自覚されると思います。歯が揺れる原因は歯に強い力がかかったり、歯の周囲の骨が歯周病などで吸収したことが原因となります。
歯ぎしりも歯の揺れるようになる原因の一つです。歯ぎしりや食いしばりは無意識に行うものですので、自覚症状がある場合は少ないのですので、しっかりと見極める必要があります。通常は歯科で歯ぎしりの症状をみることで歯ぎしりの既往がわかります。
歯ぎしりは忙しい生活を送っている方などストレスを感じやすい環境のかたに起こりやすいことが知られています。時間に追われている、周りの反応を気にするなどの生活にストレスを知らず知らずのうちに感じて、ストレスがたまっていきます。ストレスがたまった時に体は無意識に歯ぎしりをすることでストレスを発散させています。
成人の方は、虫歯や、歯周病より歯ぎしりによる歯の破折や歯の揺れによって歯を抜くことになる場合が増えています。
歯ぎしりの検査などを定期的に行ったり、噛み合わせの調整をすることで歯を守ることが大切になる場合があります。
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歯ぎしりが原因で歯や顎に問題が起こるため、歯ぎしりは歯科にとって良くないものと評価され、歯ぎしりをなくすための方法も考えられてきました。
しかし、近年、歯ぎしりはストレスの解消のために非常に重要な働きをしていることがわかってきています。よくストレスがたまったことが原因で病気になることがありますが、歯ぎしりはそういった病気になることを予防していると考えられております。
つまり、歯ぎしりは体にとって良い事です。
ただ、歯にとっては問題が起こります。歯ぎしりをすることで歯には負担がかかります。そのため、歯ぎしりをしても歯に負担がかからないような噛み合わせにする事が歯ぎしりをされる方には大切です。
良いかみ合わせで歯ぎしりをすることで、歯にかかる負担も軽くなり、体にとっても良い状態となります。
ここでみなさん疑問に思われるのですが、歯軋りってどうやって確認するの?と聞かれます。歯ぎしりは、自覚症状のない人や、周りの人から聞いたことないなど実際にしているかどうか確認が難しいことと思われています。
歯ぎしりの確認のために、ブラックスチェッカーという装置があります。この装置は、非常に薄く赤く染色をしたマウスピースです。使用方法は、睡眠時に装着していただきます。歯ぎしりをしている場合は、染色した部分がすり減って色が取れます。
ブラックスチェッカーを使用することで、歯ぎしりをする際のかみ合わせを診断でき、良い歯ぎしりをしているのか悪い歯ぎしりをしているかを判断することができます。
ブラックスチェッカーに関しましては、下記のリンクページをご覧ください。
悪い歯ぎしりをしてしまっている場合は、かみ合わせの治療を行ったほうが良い場合もあります。
噛み合わせの治療を希望される方は、まずは無料カウンセリングにお越しください。
お口の状況などを確認させていただいたうえで、必要な検査のご説明、疑われる状態のご説明などをいたします。
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下の顎の骨の内側にビー玉のような丸い塊ができる事がしばしばあります。
こう言ったふくらみは、外骨症とか外骨隆起と言っていて、病気というより顎に力がかかった時に骨が増殖したものと考えられています。
原因は、歯軋りや食いしばりによって骨に圧がかかっているためと考えられています。自然になくなることはないので、除去する場合は外科的に取り除く必要があります。
また、外骨症の起こる方は、歯軋りなどで他の歯や被せている差し歯もダメージを受けて壊れやすい状況ですので、咬合治療が必要になる場合もよくあります。
外骨症自体は特に炎症などの問題はありませんが、外骨症が起こるほどの歯軋りをしている事が問題になります。多くの方は、外骨症と合わせて歯がすり減ってしまったり、歯にヒビが入ってしまったりしてしまっています。
外骨症がある方は、歯ぎしりの検査をされることをお勧めしております。
舌の下に丸いふくらみの骨があります。
これを外骨隆起と呼んでいます。
いろいろな形の外骨隆起があります。